こんにちは、早川航平(@kohei_hykw)です。
ダーツの上達のために、ダーツが飛ぶ軌道について考えたことはありますか?
ダーツがターゲットに向かって飛ぶ時、その軌道は『直線』ですか、それとも『放物線』でしょうか。
どんなに矢速の速いプレイヤーが投げるダーツも放物線を描いて飛んでいます。
つまり、手から離れた後に一度上に向かってダーツが飛び、上がりきった所から下がりながら飛んでターゲットに刺さるということです。
「そんなことは当然」と思われるかもしれませんが、実はここにダーツのコツが隠されているんです。
ダーツは手から離れた後に上に向かって飛ぶ
ひとつ重要な事実として、『ダーツは手から離れた後に上に向かって飛び、放物線を描きながらターゲットに向かう』ということがあります。
よく、「狙うターゲットに向かって手を伸ばせ」というアドバイスを聞きますが、手から離れた後に上に向かって飛ぶ事を意識せずにこのアドバイス通りに投げようとすると、『ダーツを持ち過ぎてしまう』現象が起こりやすくなってしまいます。
当然ですが、ただ単にターゲットに向かって真っ直ぐに手を伸ばしてもダーツは重力に従って下に落ちて行きます。その状態で無理にダーツをターゲットに届かせようとすると、より直線的に飛ばす必要が出てきます。直線的に飛ばそうとすればする程、『無理な力で投げなければ』いけなくなるので、精度が落ちてしまうのです。
じゃあどうすればいいのか。この状態を改善するためには 『ダーツは放物線を描いて飛ぶ』ことを意識した上で『ターゲットにダーツが届く最小限の力で投げる』という事を意識することが重要です!
これを意識すると、余分な力が抜けて最も効率良くダーツを飛ばすことが出来るようになります。
放物線を意識すると『手離れ』が良くなる
なぜ『ターゲットにダーツが届く最小限の力で投げる』必要があるのか。
それは、力まないことにより『手離れ』の良さに繋がるからです。安定したダーツを投げる上で、『手離れ』の良さは重要です。
ダーツを狙った場所に気持ち良く飛ばすためには、いかに『自然にダーツをリリース出来るか』がポイントとなります。放物線を描くように最小限の力で投げる事を意識すると、構えた位置から少し上に向かって投げる必要があるので、自然と早めのリリースになり手離れが良くなります。
手離れが良くなるという事は、感覚的に気持ち良く投げられるので再現性が高く、『3本とも安定したスロー』に繋がります。3本を安定して投げられることにより、ダーツが同じところに飛ぶ『グルーピング力』が高まります。
つまり、『ターゲットにダーツが届く最小限の力で投げる』と、自然と『手離れ』が良くなりダーツが安定する。
シンプルな意識ですが、思い通りにダーツを投げられないと感じている方は是非、試してみてください!